卒論で引用の書き方やルールについて。
【卒論で引用の書き方やルールについて】卒業論文を執筆する上で、適切な引用の方法を理解しておくことは必須です。他者の論文や文献から引用を行う際には、一定のルールに従わなければなりません。ここでは主な引用のルールと書き方をご説明します。
直接引用と間接引用を使い分ける
重要な箇所は直接引用(その文章をそのまま引用)し、副次的な部分は間接引用(要約して自分の言葉で書く)するのが一般的です。
直接引用の場合は、冒頭と末尾にクォーテーションマーク「」を付けます。
引用元を必ず明記する
引用した場合、どの著作物からの引用かを必ず明記しなければなりません。著者名、書名、発行年、該当ページを示す必要があります。
例) 「論文の品質は良質な引用に懸かっている。」(鈴木 2019, p.105)
書式を統一する
出典の記載方法については、大学や研究室で定められた書式に従う必要があります。スタイルを統一しましょう。
過剰な引用は避ける
その分野の常識的な内容は自分の言葉で説明し、引用は最小限にとどめましょう。長文の引用が多すぎると、自身の考察が埋もれてしまいます。
適切なフレーズで紹介する
引用箇所の前後には、「〜によると」「〜は主張している」などの適切な受け渡しの言葉(フレーズ)を入れましょう。
参考文献リストを作成する
本文中に登場した全ての引用元を、最後に参考文献リストとしてまとめます。形式は指定に従う必要があります。
引用は研究における知的誠実さを示す重要な部分です。ルールを守り、丁寧な引用方法で卒業論文を仕上げていきましょう。疑問点があれば指導教員に確認し、適切な方法で論文を構築してください。